
さよならを持たない鳥2
¥35,000 税込
残り1点
★この作品は2024年8月17日-19日の個展出展作品となります。ご購入後の発送は個展終了後となりますことをご了承ください。
サイズ(高さ・幅・奥行き):18cm/18cm/1.5cm
作成年:2023年
支持体:木枠キャンバス
画材:アクリルガッシュ
サイン:裏面
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「さよならを持たない鳥」シリーズは、かのポール・ゴーギャンの大作『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか(1897-1898)』にインスパイアされた作品です。『我々は〜』の巨大な画面の一番左端まで行ってみてください。そこには一羽の白い鳥が確認できます。
ゴーギャンの『我々は〜』は、人の誕生から老いて死ぬまでという摂理と、タヒチの土着的な宗教観・死生観と合わさって描かれたもの、と言われることが多い作品です。たしかに「最後」にあたる画面の左側には「老婆」が描かれており、人生の終焉を感じさせます。
ですが老婆のさらに左に「白い鳥」がいます。
『奇妙な白い鳥が、言葉がいかに無力なものであるかということを物語っている』
とゴーギャン自身が書き残しているそうです。
もしも南国の土着の信仰が、魂を輪廻あるいは再生するものという循環型死生観であるなら、「老い」は肉体の終わりであっても魂の終わりではない、と考えられるな・・・なんて思いながら『我々は〜』を観ていました。
そうだとしたら最後にあたる左端の「白い鳥」は
「ここで終わりなわけじゃない
さよならじゃなくて
旅のステージが変わるだけ」
と言っているようにも感じました。
そんなところから
「さよならを持たない鳥」
というタイトルになった次第です。
そしてシリーズ二作目として描いたこの絵には、鳥の後ろに「座って歌う人」がいます。これはマティスの名作『音楽』から連れてきちゃいました。
鳥も白から黄色に。おそらくは、歌う人の歌に反応して輝いたのかと思います。
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